SALU(サル)【ラッパー解説】人気曲連発のイケメンラッパーSALUの魅力
今回は21012年のアルバムデビューから右肩上がりで知名度を上げ、現在も大人気のラッパーSALUさん(さる・以下敬称略)の紹介です。
ラップがカッコいいのはもちろん、ルックスも良くファッションもオシャレということで幅広いフックがありファンがどんどん増えている状況です。
そんなSALUの魅力を解説していきます。
かなりのイケメン
イメージも去ることながら見た目もイカツイ男がわんさか集うHIPHOP業界ですが、そんな中このSALUはかなりのベイビーフェイスです。
ファッションもゴリゴリのB-BOYという格好ではなくカジュアルで小奇麗な服を着こなしています。
ってことでまずはとりあえず女性からの人気がハンパないです!
しかも切れのいいラップとはうって変わって喋るとなんかホンワカ~した癒しっぽい喋り方のギャップっていうね・・・神は彼を創造するときモテ要素をこれでもかと言わんばかりぶち込んだのでしょう(嫉妬)
男らしさ全開だったストリートラップ全盛期の2000年代から2010年代に入り、SALUのようなラッパーが台頭してくる事は新たな客層がHIPHOPに興味を持つきっかけになるという意味でもとても良い事ではないかと思います。
しかし色物じゃない
じゃあ彼がただのイケメンで女子にキャーキャー言われて人気が出たアイドルラッパーなのかと言われればそこは全然違います。
彼は今までのHIPHOPファンからの支持も非常に高くもちろん自分も大好きなアーティストです。
そもそも彼に目を付けて売り出したのはSEEDA(日本を代表するラッパー)とBACHLOGIC(日本を代表するトラックメイカー)の2人ですからそりゃーカッコイイに決まってます。
自分も2012年にリアルタイムでSALUのファーストアルバムの宣伝用トレイラーを見て即購入することを決めました。
それくらい「おもしろい奴が出てきた」という雰囲気がシーンにありとてもセンセーショナルだったのを覚えています。
現在でも様々なラッパーの曲に客演していて曲のタイトルに『〇〇〇feat.SALU』と入ってるだけでメインのラッパーにあまり興味がなくてもSALUのヴァースだけは聞いてみたくなるほどです。
幅がめちゃくちゃ広い
SALUのラップですが歌い方とかもあまり今までにない声とフロウで日本語も英語も両方使い分けます。
英語だけの曲もありますし、日本語の曲もいわゆる『純和製ラップ』というよりは英語が堪能な人が日本語を発音しているような丸みを帯びたフロウです。
そして何よりスゴイのは彼のスタイルの幅広さです。ストリートラップもできるしポップな内容なものもハマるし、さらには恋愛曲やシリアスな内容のものまで、かなりオールマイティに料理します。
意外とこういうラッパーは少なくて、ヒップホップは『リアル』にうるさい業界なのでアーティストとしてのキャラの一側面だけが定着しやすいです。つまりギャングスタなラッパーが恋愛曲を歌ったり、高学歴なラッパーがストリートな事を歌ったらかなり微妙な感じになります。
SALUはそれを絶妙なバランスで乗りこなしているという感じでしょうか。
ポップなSALU
チョイ悪SALU
チャラいSALU
イカツイのが嫌いな人は是非
ラップって怖そうなDQNがやってて苦手、という人やアウトロー感全開のストリートラップが苦手な人は是非聞いてみて下さい。普段あまりヒップホップを聞かない方でも結構聞きやすい曲が多いと思います。
そして「ラッパーって男クサ過ぎるしイケメンが少ないからイヤ(>_<)」という女子の皆様!男前で優しそうで可愛く、それでいてワイルドな一面もあるこのSALUを是非チェックしていただきたいと思います。
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