SHINGO★西成【ラッパー解説】日本一のドヤ街西成区のフッドスター。真っ直ぐな性格とメッセージで人々の心を掴む
今回は日本一のスラム街と言われる大阪府の西成あいりん地区をレペゼンする男、SHINGO★西成さん(しんごにしなり・以下敬称略)の紹介です。
大阪府からはたくさんの激アツなラッパーが輩出されているゴールデンエリアなワケですが、やはり大阪と言えば韻踏合組合・そしてもう一人しいて名前を挙げるとするならこの男、SHINGO西成を語らなければいけません。
MSCがかつて所属していたLibra Recordでデビューし、現在は般若・ZORNと共に昭和レコードに所属。大阪弁でのパワーとユーモア溢れるラップに、熱い真っ直ぐなメッセージに感動を覚える曲も多く、大人気のラッパーです。
今回はそんな日本のゲットーからの刺客であるこの男の魅力を解説させていただきます。
Mr.ナニワ『歩く大阪名物』
SHINGO西成は現在『歩く大阪目物』とも言える人気者ですが、彼は西成区の釜ヶ崎三角公園付近の長屋生まれという事で、まさにスラムから這い上がるというHIPHOPライフをそのまま体現した人生とも言えます。
デビュー作は地元を愛する彼がその生まれ育った西成の現状をリアルに伝えるアルバムとなっていました。彼は音楽活動だけでなく地域のボランティアや炊き出し等、町おこしの活動にも積極的に参加しています。
その地元愛は街にも伝わり、現在は小中学校・高校での講演会や役所からの依頼を受けてのライブ、行政機関とのコラボしての活動などなど、地域密着型の活動を続ける彼はMrナニワと言っても過言ではありません。
『西成のハチ公』と言われる(言われてない、、)SHINGO西成の「負けない」看板は西成名物の1つとなっています。
コテコテの大阪スタイル
彼のラップはまさに大阪人といったユーモアセンス溢れる関西弁ラップをします。表現方法も直球でガンガン来る感じなので非常にパワーがありとてもカッコイイ!
地域別に性格各々を言うのはナンセンスかとは思いますが、さすがにこの『ギャグっぽいのにカッコイイ感じ』はシュッとした東京のラッパーでは出せないニュアンスがある気がします。
自分は関東育ちですが、彼のラップは自分がイメージする大阪のいい所を詰め込んでいる様なスタイルに感じるので、聴いていると大阪が好きになってきます。とにかく大阪愛ビンビン伝わってきます。
『OSAKA HEADZ / SHINGO★西成 feat. HIDDADY,GAZILLA』の曲の入りの「勘違いされたら困るなぁ、ナメられたら俺ら止まらない、アホみたいな顔して言ったるわ、お笑い粉もんだけちゃうっちゅうねん」のトコ好きです★
『地元UPシリーズ』
彼の代表曲に『大阪UP』という曲があり、大阪のいいところを片っ端から語りまくる歌があるのですが、このリミックスで各地で生まれたラッパーが地元を紹介する歌シリーズがたくさんあります。ざっといくつか紹介します。
『東京UP』 - 般若
『神奈川UP』 - NORIKIYO
『千葉UP』 - E.G.G.MAN (SOUL SCREAM)
『名古屋UP』 - "E"qual (M.O.S.A.D.)
『熊本UP』 - ポチョムキン(餓鬼レンジャー)
『札幌UP』 - 1-KYU (N.C.B.B.)
『福岡UP』 - ZANG HAOZI
『静岡UP』 - GOMA (SUGAR CRU)
『新潟UP』 - USU a.k.a. SQUEZ
『福島UP』 - JDA
『岡山UP』 - BAZ-K , YOWTH
『奈良UP』 - HI-KING aka TAKASE , 22 B.I.G.
『京都UP』 - スナイプ
『沖縄UP』 - DEKA
他にもたくさんあって、たしか30都道府県くらいあった気がします。YOUTUBEにアップされてるのでチェックしてみてください。アナタの地元もあるかもしれませんよ。
大阪パワーを体感せよ
彼の紹介曲は前述した大阪フックアップ曲『大阪UP』にします。赤井英和をはじめ大阪出身の人がたくさん出てきます。特に大阪ラッパー陣が勢揃いしていてなかなかファンには胸アツなPVとなっております。
ちなみに彼は2017年時点で45歳、このPVの時で40歳くらいです。若い!!
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