レペゼン社会不適合者

街からはじかれた社会不適合者Kayan-DDがHIPHOPの情報、アーティスト紹介などをしていきます

劣等感が強い人はヒップホップを聞くことがオススメってハナシ

「ラップってヤンキーみたいなやつらが聞いてるやつでしょ?」ってイメージありますよね?

興味のない人からみた一般的な印象としては自己主張が強く、根拠のない自身を持ってるヤツらって感じですか?

言っときますけど、それ逆ですから!どっちかっていうと、

ラッパーはコンプレックスが強い人ばかりですよ、マジで。

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コンプレックスを武器にできる

もういきなり核心つきますがラップは『劣等感が武器になる』ってのが最大の魅力なんです。むしろそれがあるからカッコいいという感じでしょうか。

誰でも少しくらいは恥ずかしい過去とか、情けない自分みたいなのってのがあると思うんですよ。それって人に隠したいしカッコつけたという気持ちがあるって人も多いと思うんですが、そうやって仮面を被って生きるのって結構辛いじゃないですか。

逆にそれを人に吐き出し「ありのままの自分を表現してやる、丸裸の俺を見せてやるぜ」ってできるのがHIPHOPの良いところです。

例えば『昔イジメられていた』だったら「あんな情けない自分は誰にも知られたくない、情けない」ではなく「あの経験を耐え抜いて今の自分がいるんだ、どうだ!」とできます。

元いじめられっ子だった、というバックボーンのラッパーは意外と結構います。そういったアーティストは同じ境遇のリスナーに力を与えます。HIPHOPはネガティブをポジティブに、一見マイナスだと思えるものをプラスに変える事が出来ます

よくカッコいいアーティストの事をHIPHOPでは「リアルだ」と褒めたりするのですがまさに前述の通り、ありのままの自分を包み隠さず見せている生き方に「リアル」を感じます。

 

持たざる者の音楽

元々HIPHOPというのはお金もない貧困地域で育った人や犯罪をしないと生きていけないストリートギャング達が、どうにかしてドラッグや暴力から抜け出したい、というものがルーツです。

そんな中、楽器もできなければ歌もうまくなくても自分を表現し人生を変える事ができるというのを先人達は示しました。「持たざる者からでも成り上がる事ができる」という精神は現代の日本で生きていくうえでもとても力になる考え方です。

ゲームでも初期能力が高くてアイテムも揃っていれば簡単にクリアできるのは当たり前ですが、そうじゃない人が目標に向け突き進んで幸せになろうとする姿こそまさにHIPHOPです!

 

HIPHOPはけっこう寛容

そういった精神からかヒップホップはどんな人の個性も受け入けいれる感じというか、「それがお前なんだからいいんじゃねーの」みたいな風潮があります。若い不良に人気があるのもこの辺の『認めてくれる感じ』がきっと心地良いんだと思います。

でもそれは大人にも是非感じて欲しくて、もし機会があればこれからも色んなタイプのアーティスト紹介をしていきますので興味があったら聞いていただき、それを通じて「あー自分がマイナスと思っていた事も意外と気にすることじゃなかったなー、むしろそれがあってこその自分だ」と思ってもらえたらこんなに嬉しい事はないですね。