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2代目、強敵じょうを止めて高ラ選手権軍団に勝利し久々に平和にRECを終える。フリースタイルダンジョン解説(放送日2018年10月23日)

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2018年10月23日放送(放送日は10月24日早朝)のフリースタイルダンジョンの感想・考察です。今週の放送で高校生ラップ選手権選抜のチャレンジャー軍団『THE BATTLE OF SUPER ROOKIE』も最後になります。やっと終わった(小声)

という訳で今週のチャレンジャーは、高校生ラップ選手権史上過去最高レベルと言われた投票制のオールスターマッチだった第10回大会の王者じょうが登場しました。彼はフリースタイルダンジョンでも毎回カマしているので今回も期待大です。

モンスター達の反応を見ていてもじょうはかなり強敵とみなされている様で、今回RECのチャレンジャー6人の中ではもっとも手強い相手といえるでしょう。

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じょう vs ACE

さっそくバトル考察に参りましょう。強敵チャレンジャーじょうに最初に立ちはだかったのはACEです。ダンジョンファンからのここ最近の期待度も相当低くなってしまっているのでなんとか挽回したいところですね。

実際のバトルでは、いつも通りよく見るACEのラップにいつも通り観客の冷めたレスポンスって感じだったかと思います。ある程度ラップにメリハリをつけ脚韻でもちゃんと落としているんですけど・・・いかんせんスベってしまってます。

ちょっと前のダンジョン記事でも言ったんですが、お客さんや視聴者がACEに求める明確なものが特にないんで、ジブラの「次のモンスターはコイツだ!」でACEだと「あ~なんだエースか」ってなっちゃう人が増えてる感じがしますね。

ACEが出てきても「今日はエースのコレが見たい!見れるかもしれない!」ってのがかなり気薄になってきちゃってるんで、ケツでバシッとライミング決めても会場はシラ~ってなっちゃってます。

一方じょうはそれを飲み込むかのような勢いのあるラップで完全にACEを圧倒している印象を与えていました。じょうは声量や聞き取りやすさも凄く良いのでそれがさらに勝敗に差をつける結果になったかと思います。

結果はじょうの一発クリティカル勝利です。じょうは勢いづくと止めるのが困難になってくるタイプでワンデイだと勝てば勝つほど調子上げてくるんで、この一戦目で好スタートを切れた事はかなり大きいと思います。

 

じょう vs 輪入道

次のモンスターは輪入道です。バトル前のコメントで「昔のじょうだったら簡単だったけど今のじょうは厄介」と言っていました。確かに高校生の頃のじょうはひねくれが効いた毒の強さ一辺倒って感じでしたがここ最近はかなり幅が広がっていますね。

輪入道は喉がヤラレて声が完全に枯れていて、そのせいもあってかいつもと少し違ったスタイルのラップをしていました。輪入道の専売特許でもあるあのまくし立てるのではなくゆっくり語り掛ける様なラップです。

なんとなく最初の入りとか聞いた感じ名古屋の強豪BASEを彷彿とさせました。ゆっくりフロウで「ブーシッ(Bullshit)」とかBASEが言いそうな感じですよね。輪入道がこういったアプローチをするのは珍しいです。

ただ、喉のコンディションの関係上輪入道がいつものガンガンまくし立てるラップができなかったのだとしたらコレはバトルの塩梅で言えばマイナスに働いたかなと思います。

じょうはこのバトルでも勢いとバイブスで相手をガンガン押していくラップをしていましたが、輪入道がいつものスタイルと変えてゆっくり落ち着いたラップをしたため、輪入道がやや押されている印象を受けました。

ゲスト審査員の鄭大世が「じょうの方が輪入道より勢いでも声量でも勝っていた」とコメントしていましたが自分も同じような感想です。

勝敗はじょうの1発クリティカル勝ちです。これで2連続1発クリティカルなんでモンスター陣ちょっとピンチかな~と思いました。勢いに乗らせてはいけない相手にトントン行かせてしまったのでこれはかなりヒヤヒヤな展開です。

 

じょう vs FORK

3人目に現れたのはFORKです。そろそろ呂布カルマ来るかなと思ったんですけどフォークでしたね。今回呂布カルマはでない作戦なんですかね?モンスター側から見ればこの辺でじょうを止めておかないと厄介な事になりそうです。

バトル考察です。FORKはいつもの様に若手に対するレクチャーラップでここまでの雰囲気を変えにいこうとしますが2戦連勝してノッてきたじょうも一筋縄ではありません。

一進一退の攻防が続きましたが1ラウンド目のじょうの最後のライン「『姓はアイスバーン名はフォークだ』は?親の顔が見てみたいわボンクラ!」で全部ひっくり返してクリティカルになるかと思ってましたが審査員は冷静でしたね。3-2でフォークが取りました。

2ラウンド目に関しては個人的には普通にFORKの勝ちという感想ですね。FORKに「でけえ声出してバイブスだけで勝負して勝てると思うな」って言われてましたが、じょうは次のバースで急にノリ重視に切り替えたんでコレはどうだったかな~って感じです。

さっきまで口喧嘩調で論破合戦してたのが最後だけいきなりトラップ調になったんでちょっと違和感ありました。言い合いから逃げたというか言い負かされた印象で、どうせなら最後まで言い負かし合いしてほしかったですかね。

勝敗は2-0でFORKのストレート勝ちです。僅差で惜しくも負けてしまいましたがやっぱりじょうは強いですね。今回もたくさんの見せ場を作ったと思います。でも呂布カルマvsじょうはちょっと見たかったです。

 

って事でここで今REC『THE BATTLE OF SUPER ROOKIE』はここで一区切りとなります。今回はチャレンジャーを3人目以内で仕留めたので2代目からしてもホッとしたと言ったところでしょうか。

番組側、というかMCバトルシーン全体に言えるかもですがマンネリ化対策が必要になってきた頃合いでもありますかね。特にダンジョンの人気が下がってきてしまうと一気にバトルシーンが冷え込む可能性もありますから、今後もダンジョンには楽しい打ち出しを期待しています。って事で来週も一緒に楽しんで見ましょう♪

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