レペゼン社会不適合者

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「あ~9forか~微妙」と思ってたら普通にカッコよかった!フリースタイルダンジョン解説(放送日2018年10月16日)

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2018年10月16日放送(放送日は10月17日早朝)のフリースタイルダンジョンの感想・考察です。チャレンジャーを高校生ラップ選手権選抜で固めた『THE BATTLE OF SUPER ROOKIE』も残すところあと2人。

今日のチャレンジャーは第11回の高校生ラップ選手権王者9forが登場しました。今回の放送の次回予告で最後のチャレンジャーがじょうである事が確定したので俺のリクエストであるONO-DもDOPEMANも出場はなしでした悲。

まあでもドープマンはちょっと分かりませんがONO-Dは最近の活躍やファンの需要から見てそのうち出そうな感じするのでその時までのお楽しみとしておくとします。

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9for vs 裂固

タイトルにもあります通りジブラの「次のチャレンジャーはコイツだ!」で出てきたのが9forだった時は正直あ~↓って感じでした。別に9for好きですしフリースタイル超上手いんですけど個人的にはもうちょい変化球的な人選を期待していました。

HIBIKIはまあ外すとしてHARDY来て藤koos来てG-HOPE来てって流れだったんで、ちょっとイヤミな言い方すれば『韻踏むの上手くてフロウある程度操れてアンサーもそれなりに返せるラップが上手いここ最近の若手フリースタイラーの上位の人達』ばかりが来ている印象です。

自分的にはこの中に9forも入ってるんで、あ~また''普通に''上手い人出てきたかぁって感じでした。それなりに上手いラップして無難に2,3人目くらいで去ってくんだろうな~的なね。

 

しかし実際のバトルはけっこう熱くて面白かったです。これは裂固が押韻をある程度捨てて口喧嘩しにいったのがプラスに働いたと思います。あれで9forに火が付いた感じがありましたからね。

1ラウンド終わった後に9forが舌出して裂固に挑発的な態度見せるんですけど、ああいうのもパフォーマンスとしてカッコイイ噛みつき具合だったかなと思います。好戦的ではないこの2人にしてはまあまあバチバチで非常にカッコ良かったです。

前回のACEに関しての言及で自分は「押韻して上手いラップで無理して固めるより、韻を無視してでも間に会話重視のラインを入れた方がメリハリがあって良い」みたいな事を言いましたが、自分の理論を前提とするならこのバトルはそれがまさに良い方に働いたと思います。

このバトルはいつもこの2人がやるようなテクニック偏向型のバトルになっていたらもうちょい退屈だったハズです。テクニックの戦いはもちろんカッコイイのですが今回のRECの番組の流れ的にはここでまたそれやられちゃうと視聴者からすれば飽きを感じたかもしれませんね。

結果は2-0で9forの勝利です。2ラウンド目はかなり僅差で判定が裂固に挙がっていてもおかしくありませんでしたが、3ラウンド目に突入する前に9forがストレートで裂固を下す結果となりました。輪入道は納得いってない感じでしたがw

 

9for vs FORK

2人目に出てきたモンスターはFORKです。この2人はいままでシーンでも全く接点を感じないですし世代も全然違うのでバトルで何を言い合うのか予想が出来ませんでした。

バトル考察です。どんな話するのかと思いましたが実際は同じ神奈川エリアのラッパー同士、横浜の話題でバトってましたね。オジロザウルスのMACCHOのサンプリングなんかも出てきてこの戦いもなかなかにアツかったですね~。

今回のFORKもご多分に漏れずいつものレクチャーラップがキレキレで、相当なハイパフォーマンスを出していたと思います。『ストーカー』から繋げて『ストーナー』『ブローカー』『グローアップ』で踏むところとか芸術ですし

『ジャブ』『シャ〇』『バトル』から繋げて『まるでマングースとハブ、俺がスタメンならお前はサブ、俺がハーレーならお前はカブ』とかはかなりヤバスギルスキルで、このパンチラインはかなり強烈でした。

いつもだとFORKがここまでのパフォーマンスを見せつけた時は大抵相手の若手はフルボッコされて終了なんですが、9forがここで結構喰い下がったのがメチャクチャ凄かったですね!

結果は2-0でFORKの勝ちです。しかしながら負けた9forは今回の出演で逆にプロップスを上げたのではないかと思います。あのFORKのラップに対して完全一方展開にされなかったのは彼の底力がいかに凄いかを物語っていました。

 

ちなみにさっきの 『押韻して上手いラップで無理して固めるより・・・』という自分の意見ですが、フォークはガチガチにライムを固めているにも関わらず言葉が軽く感じませんね。

これは母音を合わせているだけでなく文の意味までしっかり通している事はもちろん、言葉選びのワードセンスが常軌を逸したレベルにあるからではないでしょうか。これがフォークの言うところの『韻とライムの違い』なのでしょう。

という訳で来週は冒頭にも紹介した通り、次回予告でチャレンジャーはじょうが出てくる様です。ここまでのチャレンジャー6人の中で一番何か起きそうな可能性高いラッパーですのでけっこー楽しみです。また呂布さん怒らせてくれないかな笑

では、来週も一緒に楽しんで見ましょう♪

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