T-PABLOW(ティーパブロ)【ラッパー解説】不良からの成り上がり!川崎のクルー『BAD HOP』台頭のきっかけを作った男
※情報が古いので更新予定です
今回は『高校生ラップ選手権』第1回、第4回優勝者、そしてフリースタイルダンジョンの初代モンスターとしてもお馴染みだったT-Pablowさん(以下敬称略)の紹介です。
双子の弟に当たるYZZER(わいざー)と共に組んだユニット『2win』はZEEBRAのレーベルGRAND MASTERと契約し、選手権優勝以降右肩上がりでプロップスを築き上げています。
地元川崎のクルー『BAD HOP』としての活動も現在の日本のHIPHOPシーン若手筆頭株の注目を集めていて、音源だけでなくヒップホップラジオ『WREP』で放送される彼らの番組『CHOOSY TUESDAY』でのバッドホップのメンバーのやり取りはとても面白くこちらも人気です。
甘いルックスにクールなキャラクター、弱冠21歳とは思えない落ち着きとラップのスキルで今話題沸騰中の彼の魅力をお伝えします。
高校生ラップ選手権での活躍
彼が公の場に初めて姿を現したのはBSスカパーの人気番組BAZOOKA行なわれた『第一回高校生ラップ選手権』ですね。
この大会で彼はK-九(ケーナイン)という名前で出場し自身のストリートでの経験をバックボーンとしたラップを武器に優勝します。
今思うとこの頃からすでにメッチャクチャ上手く、韻の固さなどは今と比べても遜色ないレベルで出場者の中でも頭一つ抜けてた感じです。
第二回、第三回はプライベートな事情で欠場、「ラップをやめようと思った」事もあるほど辛いこの期間を乗り越え、第四回で名前を現在のT-PABLOWと改め復活しこの大会も優勝します。
印象としてはK-九時代の勢いと韻の固さはそのままに立ち振る舞い含めなんか深みが出た感じ?と言いますか、きっとこのスランプ期間で味わった苦労が今のラップに生きてる気がしてとてもカッコよかったのを覚えています。
ちなみにこの『高校生ラップ選手権』は第一回当時は大会自体も『スタジオ内でやる企画』という規模でした。
現在ではこの大会で活躍すれば無名だった10代の若手ラッパーが一気に全国区の知名度とプロップスを得る事の出来る超ビッグイベントへと成長しました。
この大会で活躍した若手が各地で現在のヒップホップシーンを盛り上げています。
YZZERとのユニット『2WIN』
前述の通り双子の弟YZZERとのユニット2WIN(トゥウィン)として2014年にZEEBRAが社長を務めるGRAND MASTER Recordからデビューしています。
T-PABLOWもYZZERも物凄く男前で服装もオシャレなのでストリート出身のラッパーとしては今までにない客層からも支持がありそうですね。
フリースタイルダンジョンモンスターに抜擢
現在大ブームの『フリースタイルダンジョン』のモンスターに抜擢されたことでさらに知名度が上がりましたね。周りの大御所バトラーに引けを取らない最年少モンスターとして活躍しています。
というか昨日(現在2017年6月17日)のMステにダンジョンのモンスターとして出演してたのを見てなんか「おお~」と思ってしまいました。番組のテーマ曲『MONSTER VISION』歌ってましたね。
DOTAMAやR指定は違和感ないのですが漢や般若がゴールデンの地上波って・・・ものっそい違和感ありました笑。いや~でも彼らがミュージックステーションに出るなんて、遂にヒップホップもここまで来たんすね~ホント凄いです。
同世代の中でトップを走る男
同じ世代のラッパーだとおそらく現時点では彼がここ数年で一番台頭したといっても過言ではないです。
冒頭でも触れましたが彼の所属するクルーBADHOPは同年代のラッパーの中では2017年現在大注目のグループで、9月にリリースされたセカンドアルバム『Mobb Life』は数々の先輩DJ・ラッパーも認める名作となっています。
ちょっと数年後にはどうなっているか分からない位未知数の可能性を秘めた彼ら、そしてT-Pablowを今後もチェックしてみて下さい。
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