韻踏合組合【ラッパー解説】大阪のカッコイイおじさん達!関西ヒップホップの代名詞的グループ
今回は大阪をレペゼンするヒップホップグループ韻踏合組合(いんふみあいくみあい)の紹介です。
もともとは8人組でしたが現在はHIDADDY(ヒダディー)、ERONE(エローン)、遊戯、SATUSSY(サトゥーシー)DJ KAN、DJ KITADA KEN(敬称略)の6人組で活動しています。
ヒダディー、エローンは『フリースタイルダンジョン』や『高校生ラップ選手権』の審査員としてもお馴染みですし、韻踏合組合主催のラップバトルイベント『ENTER』も人気です。
メンバー各人の活躍で一網打尽にファンを虜にしていったこの韻踏合組合を今日は解説して行きます。
大阪と言えばまず韻踏合組合
2000年代初期、東京ではNITRO MICROPHONE UNDERGROUNDや妄走族、MSCが活躍していたストリートアングラヒップホップ全盛の時代、関西エリアでいち早く台頭したグループがこの韻踏合組合です。
自分は神奈川県出身なのですが、当時はネットも今ほど一般化していないので全国各地のヒップホップ情報を得る手段がよく分からず、東京や神奈川のラッパーしかよく知りませんでした。
それでも「大阪に韻踏合組合という凄いグループがいる」という話は関東のヘッズの間でも知れ渡っていたと思います。当時流行っていたヒップホップグループは時代的にもアウトロー色の強い人が多かったですが、彼らもご多分に漏れず悪そうでしたね
この頃は『揃い踏み』という曲がかなり話題だった記憶ですがとにかく全員ラップがめちゃくちゃ上手いです。『韻踏合組合』という名の通り、押韻技術もシーン的に発展途上だったあの時代からすでにハイレベルなライミングスキルを各メンバーが持っている印象でした。
当時はイケイケな若手という感じでしたが時も経ち今では大御所の風格が漂い始めているかっこいい大人の男たちです。というかエローンが歳を取るごとにどんどん男前になっている気がするのだが。
セレクトショップ『一二三屋』を経営
メンバーのヒダディーは大阪アメ村で『一二三屋』というセレクトショップを経営しています。洋服はもちろんHIPHOPのCD、スケボーなど色々なストリートグッズを販売しているお店です。
なにより凄いのはお店に行けばヒダディーやCIMA(関西エリアのMCバトルの強豪)がフツーに働いていて、会うことができる事です!これはファンにはたまらないですね!
自分は関東在住ですが前に旅行で大阪に行った時、相当昔に自分も1回だけ行った事あるのですが、店に入ったらホントに本人がいて「うっわ((((;゚Д゚))))ヒダディーがいる」とオドオドしていたらなんとあちらから話しかけてくれた!!
気を使って色々聞いてくれたりして・・・
なんて優しい男なんだHIDADDY!
あんたは接客業の鏡か?!
接客業もレペゼンしてんのか?!
お陰様でより好きになってしまいました。
大阪に住んでいる人はもちろん、遠くからでもなにかの用事で大阪に来た際は必ず立ち寄りたいお店です。オンラインショップもあるので気になった方はチェックしてみて下さい!
人気番組NEWS RAP JAPAN に出演
AbemaTVの人気番組『NEWS RAP JAPAN』を知っていますか?この番組はDARTHREIDER(ダ―スレイダー)とアナウンサーの天明麻衣子が司会となって繰り広げられるいわば『ラップで語るワイドショー』のようなコンセプトの番組です。
政治ニュースや時事ニュースの記事などをテーマに『賛成派or反対派』に分かれてバトル形式でそれについて語っていくというスタイルで番組が進行していきます。
出演者は呂布カルマ、COMA-CHI、ACE(エース)、ERONEや芸人ラップ選手権王者のとろサーモン久保田などがレギュラーで出演するほか毎回ゲストでも大物ラッパーが出演しています。
そこでのERONE(エローン)の魅せるラップはかなり凄いです。真面目に討論する感じなので考えを主張しながら即興でラップするというのは超高難度なのですが、エローンは意見をしっかりと述べながら押韻も非常に固いのでこの離れ業には圧巻です。
見た事ない方は是非一度見てみて下さい、とろサーモン久保田のラップもかなり面白くて見物です(しかもラップが普通に上手いw)。
まとめ
とりあえず『韻踏合組合』って名前の響きがもうカッコよすぎです、、、よくよく考えるとこういうグループ名が日本語のクルーってそんなにいませんよね。少なくとも日本語でしかもグループ名で韻踏んでるのは韻踏合組合くらいですね。
気になった方は是非とも彼らをチェックしてみて下さい。
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