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FORK(フォーク)【ラッパー解説】押韻主義『ライムセーバー』を名乗るフリースタイルダンジョン2代目の門番

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今回はフリースタイルダンジョン2代目新モンスター1番のベテランライマー、韻を踏む事へのこだわりを持ち続ける称号『ライムセーバー』を名乗るFORKさん(フォーク・以下敬称略)の紹介です。

クールないで立ちと徹底した押韻で昔からヒップホップファンの間ではビッグネームの彼ですが、フリースタイルダンジョンの新モンスターに抜擢された事でさらに知名度が上がっているこの男の魅力を解説させていただきます。

 

所属クルーICE BAHN(アイスバーン)

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彼は神奈川県のICE BAHN(アイスバーン)というKIT玉露FORKBEAT奉公の3MC1DJのグループに所属しており、2000年初期から活動するベテラングループです。

MCバトルも創世記時代から参戦しており、玉露(写真真ん中の人)は2001年ビーボーイパークの決勝でKREVA(クレバ)と闘っています。この時点ではクレバがあまりに強すぎたので惜しくも負けてしまいましたが、とてもいい戦いでした。

この時代のMCバトルは今より血気盛んな時代で、フォークと般若が2003年に戦ったときは判定に不服の般若サイド(妄走族)がステージになだれ込んできてアイスバーンと対峙したりKITがマイクを客席にぶん投げたりとかそんなのもありました。

フリースタイルダンジョンで放送された有名なフォークの試合で、若手DRAGONONEとの対決の時の

「調子に乗るなよドラゴンワン、本当にそれだけの覚悟があるか?まあ、何を言うかはお前に任せるよ、だがあの時代なら一週間以内に刺されるぞ」

というバースは、創世記時代からやっているフォークのプライドが見えたカッコいいラインでしたね。

 

韻を踏まずにできない??

素人から見れば『即興で韻を踏みながらラップをしてそれで会話していく』というこのフリースタイルラップは神業としか思えず、「どんだけ頭の回転早いんだ!」って感じですよね?

前に何で読んだのか忘れましたがアイスバーンのメンバーへのインタビュー記事を読んだ時に、彼らが非常に面白い事を言っていました。

 

記者「3人は即興で韻を踏む事がとても上手ですね」

メンバー「韻を踏まないとできないんですよ」

記者「え?」

メンバー「3人で『韻を踏むの禁止』という縛りでフリースタイルやった事があるんですけど、全然できないんです笑。どうしても踏んでしまう」

 

だいたいこんなやりとりだったと思いましたが、これ読んで「凄!」と思ったのを覚えています。もう韻を踏むことが体に染みついてしまっているんですね。

 

ダンジョンモンスターの『壁』の1人

8月から始まったフリースタイルダンジョンの新シーズンでは現在呂布カルマがチャレンジャーにとっての大きな足止め役になっていますが、彼FORKもまた新モンスターの中ではかなり倒すのが難しい1人です。

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ラップスタイルは全然違えど風格と存在感は呂布カルマと同系列の『クールな威圧感』を持っているMCです。「押韻主義は言葉が軽い」と言われがちな中、彼は言葉のウエイトもスーパーヘビー級です。

そういった意味では''韻を踏みまくる呂布カルマ''みたいな感じなので彼の異名は『韻を踏む言葉の重みおじさん』でもいいかも・・・いや『RHYME SAVER』の方が余裕でいいですね。

フリースタイルダンジョンの記事でも書きましたがあの『RHYME SAVER』のジャケットほんとカッコイイですよね!いいな~ライムセイバー、、、職業欄にライムセイバーって一度でいいから書いてみたいな~笑

 

クールな男FORKをチェックせよ

3番目がフォークです

フォークはホントにクールでカッコイイんですよね~。自分にはどうあがいても出せない大人の魅力ですわ~、いや~憧れるわ~、、、

って事でこれからもアイスバーン、そしてフリースタイルダンジョンでのFORKの活躍を今後もチェックして下さい!

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