3連続クリティカルのLick-G!驚異的な勢いで100万円獲得の兆し!フリースタイルダンジョン解説(放送日2018年4月24日)
2018年4月24日放送(放送日は4月25日早朝)のフリースタイルダンジョンの感想・考察です。先週はフリースタイルダンジョンがお休みだったので2週間ぶりの放送となりました。登場したのは圧倒的人気を誇る若手ラッパーのLick-Gです。今週は結構波乱の展開となりましたね!
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若手筆頭の人気。パンクなラッパー
今日のチャレンジャーは高校生ラップ選手権で大活躍した事をキッカケに現在のHIPHOPシーンの若手の中でトップクラスの人気を誇るLick-G(リックジー)が登場。
高校生ラップ選手権第9回では準優勝していますが、彼は言葉で言い負かすタイプのラップではないので個人的にはあまり選手権向きじゃないスタイルかな~なんて思っていました。選手権は口喧嘩力と韻で盛り上がりやすいですしね。
ここ最近はかなりノビノビやっている感じがして覚醒した雰囲気があり、MCバトル4大大会(UMB・戦極・罵倒・KOKまあ俺が勝手に4大大会と呼んでるだけですが・・・)の1つ『罵倒』の2017年グランドチャンピオンです。
彼の持ち味は独特のビートアプローチですが、最近特に際立つのはあのパンク感ですかね!イギリス人とのハーフという生まれからくるルックス、あの痩せた体型、白目向きパフォーマンス、HIPHOPシーンの中では異質の存在感を放っています。
lick-Gの不健康な感じから来るあのパンク感はかなり好きなので、個人的には筋トレとか始めてガタイ良くなったりしないでほしいです笑。
Lick-G vs ACE
Lick-Gの最初の相手はACEです。今のところLick-G相手には無敗の様ですね。さてバトルですが、初っ端からACEのラップとても良かったんですがね・・・これで湧かないのは本人からしてもかなりキビしいんじゃないでしょうか。
リックジーはいつもの変態的ビートアプローチでラップの速度を自在に操る伝家の宝刀で会場の空気を掴んでいます。ACEも相手の土俵に乗って同じスタイルで対抗してましたが耳を傾けたくなるのはリックジーの方かな、という感じでした。
結果はLick-gの1発クリティカル勝ちです。ACEそんなに悪くなかったんですが、ん~これはプロップスの差もデカいんですかねぇ。「ACEのラップを聞きたい」と思ってる人がリックジーより遥かに少ない様な気がしなくもないです。
2人のラップのクオリティはクリティカルって程の差はなかった気がしますけど、「ACE戦で終わるの勿体ないしもうちょっとリックジー見たい」って心理もやや働いてるんじゃいかなんて思ってしまいました。
もちろんリックジーはフツーにカッコよかったんですが、そう言った地合いも判定に影響しているでしょうね。ACEはモンスターとしてちょっと八方塞がりな状況で大変な立場かと思いますが、踏ん張って欲しいものです。
LiCK-G vs FORK
さあ次に立ちはだかるモンスターはFORKです。いつぶりでしかたね?登場はけっこう久しぶりな感じがしますがリックジーにとってはまず最初の大きな難関です。
相変わらずフォークのラップの安定性は凄まじくいつもの様に素晴らしいパンチラインがいくつも放たれましたが、今回はちょっと様子が違いました。とりあえずリックジー
話聞いてねえw
いや、実際にはフォークの言った事にアンサーしてるので聞いてるんでしょうけど、何て言うんですかね・・・この討論に真面目に向き合わない感じ。このパフォーマンスがドンピシャだったかなと思います。
フォークがラップしてる間背中を向けて踊ったり、座ったり、フォークの投げかけを無視して勝手にやりたいようにラップしたりなど、このふてぶてしさがかなりプラスに働いていました。
そして最後のライン「誰をも認めさす、二度見さす。俺はシドヴィシャスだバカ。マザファッカー」があまりに強烈でしたね。ここで落としてきたのはさすがです。
結果はFORKの1ポイント先取からのLick-Gの逆転クリティカル勝ちです。フォークや呂布カルマのような言葉の重みタイプにはこういったスタイルで来られると相当やりづらいんじゃないですかね。
特に若手が彼らを論破するのは至難の業ですから、逆にこういう感じで『若手が自由にやってる横でベテランが説教してる』感をステージ上に作り出されると、途端に劣勢に見えてくるから不思議です。
Lick-G vs 輪入道
お!今日は1放送で3人目まで登場するんですね。という事で現れたのは輪入道。フォークを倒したリックジーはモンスター3強を連続して相手する事となりました。
今回の輪入道はオラオラモードでしたね。フォーク戦でのリックジーのふてぶてしい態度に対し冒頭から
「オラもっと踊れや、オラ座れや、オラもっと遊んでアガれや。オラもっと客盛り上げちまえや、いくらでもいいぜ許してやるよ。お前今日乗ってるな、ビートにじゃなく調子にだなあ(# ゚Д゚)シドヴィシャス?早く死ねや(# ゚Д゚)」
のっけから威圧しまくりです相変わらず怖いです((((;゚Д゚))))
しか~し全く意に返さないLick-G!
「『シドヴィシャス、早く死ねや』死なないのが俺で~~~す」
この後に続くビートアプローチは神懸ってカッコよかったですね。しかも今回は輪入道のディスにノーマルフロウと押韻でアンサーしたりなど、変則スタイルとオーソドックススタイルのメリハリの使い分けが上手すぎます!
結果はLick-Gの一発クリティカル!これで3人連続クリティカルです。この輪入道に一発で勝つのはかなり凄いです。まったく押される雰囲気を出さないまま自分の良いところだけ見せて終わらせてしまいました。
再び見えてきたダンジョン制覇
Lick-Gの勢いが止まらないですね!このシーズンで4人目まで来たのはPEKO以来ですが、あの時以上ににチャレンジャーが乗っています。モンスター陣営としては最後の門番呂布カルマに全てを託す事となりました。
ただFORK戦でも言及したように相性はあんま良くない気するんでヒョッとしたヒョッとするんじゃないかと思わせます!来週こりゃー楽しみですね!
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