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FORKはフリースタイルダンジョンで飽きられるのか?KEN THE 390の『3割増理論』が面白い

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現在フリースタイルダンジョンで2代目モンスターとして圧倒的な強さを誇るライムセーバーFORK(フォーク)ですが、現時点(2017年10月20日)では全ての試合でクリティカル勝ちを収めています。

ヒップホップラジオ『WREP』のKEN THE 390の番組『ROCK THE HOUSE』でフリースタイルダンジョンの審査員をしている彼がこれまた非常に面白い事を話していましたのでシェアしたいと思います。

ダンジョンの番組内の審査コメントもそうですが彼は喋る内容が的確かつ説明がマジで上手く分かりやすい!会社でプレゼンとかやらせたらヤバそうですね。バトルでよく「ケンザてめえ正論ばっかり言いやがって!」と言われるだけあります。

 

ニュースターは3割り増しで見える

先の番組放送内でKEN THE 390は

「バトルで新しく出てきた人って、視聴者も慣れていないのでインパクトがあるっていうか、驚きがあるんですよ。新しく出てきたチャレンジャーで『凄え!』ってなったり。そのフレッシュさで3割増しに見えるところがあるじゃないですか。」

と話していました。

 

さすが正論おじさんケンザサンキュウマル。絶好調のダルビッシュ有のピッチングぐらい的確な事言います。確かにコレはバトル以外にもクリエイティブなもの全てに当てはまりますもんね。

音楽以外のアートもそうですし、タレントとかでも最初のインパクトでその人、又はその作品の人気は出たけど徐々にユーザー側が慣れて(飽きて)しまって一発屋的に忘れ去られていくみたいな事はよくあります。

つーかさもしかしてコレって恋愛にも当てはまる?!慣れるまで魅力5割増しだし

 

FORKはまだ真新しさでもってる時期

KEN THE 390今回はズバズバ言ってます。

「FORK君もまだそういった真新しさでもってる時期じゃないですか。昔からもともと実力者なんですけどテレビの世界ではまだ目新しく映ってるんですよ、ダンジョンまでは最近バトル出てなかったですし。」

「番組内でも全試合クリティカルでボコボコ倒してるから試合数が少ない分まだフレッシュに見えてる部分がある、だから今はより強いんですよ。なのでこれから試合重ねてどんどん見られて慣れていったところでどういうアップデートをしていくかが楽しみです。」

さすが正論おじさんケンザサンキュウマル。クリスチャンロナウドのゴール前パフォーマンスくらい的確な事言いますね。そう言った意味では呂布カルマに対しては徐々に徐々に視聴者側の耐性が付いてきた感があります。

 

でもなんか、こういうの考えるとやっぱ一見華やかに見えるアーティストもタレントもプロでやってる人はホント大変な職業だなって思います。ちょっと前までは「凄え!」とか「面白い!」とか言ってたのに急に「飽きた」とか言われるわけですからね。

業界でずっと生き残ってる人はファンを飽きさせずこの壁を乗り越えてきてると思うとリスペクトが湧いてきます。お笑いの世界とかこの入れ替わりの速さヤバいですもんね。

 

MCバトル全体にも言える

一歩引いたもう少しマクロな視点から見るとFORKのバトルがどう、呂布カルマのバトルがどうってよりは、MCバトル全体がブームになってまあまあ時間が経ったことでライトな視聴者層にだんだんと慣れが来ている時期でもあります。

そう考えるとフリースタイルダンジョンが2年も続いているのは凄い事です。サラっとバトル流してるだけの番組に見えますがコレは膨大な企画を打ち合わせでふるいにかけて出演者やスタッフが色々と飽きさせない工夫をしているからだと思います。

 

呂布カルマ「MCバトルブームがこのまま続く事はない」と言っていますが、その言葉を信じるとするならば業界的には今の『バトルヘッズ』をどれだけ『HIPHOPヘッズ』にさせる事が出来るかがバトルバブル崩壊後のカギだと思いますね。

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