レペゼン社会不適合者

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悩める崇勲の機嫌が悪そうだ。呂布カルマやっぱりマジ強い!フリースタイルダンジョン解説(放送日2018年3月13日)

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2018年3月13日放送(放送日は3月14日早朝)のフリースタイルダンジョンの感想・考察です。最近「ラッパー紹介・解説記事はもう上げないんですか?」というメールをいただくのですが、楽しみにして下さっている方すみませんm(_ _)m。

最近ちょっとラップにどっぷり浸かる時間が減っていまして、頂いたリクエストのCDとかも買ってはいるのですがなかなか聞き込む事ができず溜まっております笑。本当はダンジョンなどのバトルだけでなく幅広く発信していきたい気持ちは変わっておりませんのでご心配なくッ。

いやマジでまだまだ紹介したいラッパーいっぱいいるんスよ!更新する事を優先するならテキトーに書けばいけるんですがそれもどうかと思うじゃないスか!でしょ?そうでしょ?(詰問w)とりあえず紹介記事はこれからもやってくのでよろしくお願いしますッ。

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Mr.ラップマシンガン 龍道

本日のチャレンジャーは神奈川県平塚市をレペゼンする若手龍道(りゅうどう)です。数年前からMCバトルでも活躍しているラッパーで、いつだったか忘れましたが現2代目モンスターのACE(エース)やBattle手裏剣などの強敵を倒し大会で何度か優勝もしている強豪です。

とりあえずラップめちゃくちゃ上手いです。自ら「Mr.ラップマシンガン」を名乗っているだけあって超高速の押韻で日本語英語混ぜ込んでめっちゃ踏んできます。個人的に彼のバトルは韻を意識しない、英語使わない、の語りモードの時がアツくて好きですね。

JP THE WAVYの客演にも登場していて、彼のラップはトラップ系のラッパーとの相性抜群なんではないかと勝手に思っております。アルバムがもうすぐドロップされるとの事ですので気になった方はチェックだ!

前回ダンジョン出場の時は初代モンスター相手に3人抜きした後、第4ステージ前途中で自らステージを降りたので今のところダンジョンでは無敗です。2代目モンスター相手にはどうなるのか見物でした。

 

龍道 vs 崇勲

龍道の最初の相手は崇勲です。最近ダンジョンでの成績はあまり芳しくありません。表情も険しく自分なりの立ち位置を色々模索してさまよっている心労がヒシヒシ伝わってきます。それで今のところ行きついたのが『可愛いキャラ』みたいですね。

これも賛否両論あるみたいですがとにかく、ダンジョンモンスターという大役へ抜擢された事への反動からくるプレッシャーがかなりキツそうです。俺みたいな評論家気取りにも色々言われてるだろうし笑。かなりストレスが溜まっているご様子。

バトルでも第一声から「俺はラップが下手で、印象もなくて、2代目モンスターの中で一番人気がなくて・・・余計なお世話だバーカ!!」とヘイターに向け怒りをぶちまけていました。

その後も「俺のラップが面白くない?ふざけたラップやっている理由?他と同じじゃ意味がないんだよ。俺が俺であるコレがオリジナル」という事で2代目モンスターとして、ラッパーとしての自分だけのスタイル、軸となる新たなアイデンティティ確保へ奔走している姿勢が見て取れます。

龍道は崇勲へのアンサーを返しつつ、テクニカルな面では崇勲より一枚上手な感じでした。HIPHOP的には『テクニック主義』みたいなのって悪く言われがちですがやっぱフィジカルは超大事で単純な聴き映えは重要だと思うんですよ。

フロウもモサッとして韻も固くない崇勲はダンジョンでは毎度その面で大きく不利になっている気がします。なのでキャラから来るネタが決まらなかった時や一発で決めるパンチラインが出なかった時にはボロ負けの印象を与えていますね。

ダンジョン以外だとそれでも崇勲はかなり強いんですが、やはり地上波の舞台だと違ったものを求められたりとか、プレッシャーとか、色々とあるのかもしれません。

結果は2-1で龍道の勝ちとなりました。最後カワイイキャラで押そうとした崇勲に対して龍道は「可愛くねぇし。何言っちゃてんのいい歳こいて。それ家族に見せれるラッパーなの?芸人なの?どっち?」これは正直自分もそう思いました。

最後崇勲は「カワイイアピールは今日で引退しようと思います」って言ってたんですが、これって結局キャラを『作ろうとしてる』からやってることにブレが出て空回りしてる感じがするんですよ。

キャラを『作る』ってのは芸人タレント的な思想でHIPHOP精神からはちょっと外れてると思うんですよね。テレビだからまた違った考えがあるんですかね?ダンジョン以外だと崇勲カッコイイからアレをそのままこっちでも出して欲しいです。

 

龍道 vs 呂布カルマ

崇勲を倒した龍道のお次の相手は呂布カルマです。試合前に番組側のスタンバイが整わず時間が空いたそうでZEEBRAが「アルバムの宣伝でもする?」と龍道に尋ねたところ「じゃあラップやっていいスか?」という一幕がありました。

しかし龍道は「Soul Player!(曲のタイトルと思われる)」と言った後「でも・・・どうしよっかな」となぜか歌う事を戸惑ってしまいます。

かなりビミョーな空気になりそうなところをZEEBRAが「朗報があります。スタンバイ整いました」と言ってその場は収まるのですが、バトル前にコレは印象悪いですし、呂布カルマ絶対ここ突いてくると思いました。

案の定、地上波でラップを披露する機会を逃した龍道に対し「お前にとって千載一遇のチャンス棒に振った。裏で笑っちまった」とさっそく仕掛けていましたね。

龍道も「確かにあの時俺はやらなかった。だけどお前を倒した後でやってやるよ」と反撃。さらに『Soul Player』を『Soul Train』とタイトルを間違ったカルマに対してのミスも指摘します。

これに対しては「当たりめぇだろ、お前が尻込みして歌わねえから1回じゃ覚えらんねえだろ。この後歌うチャンスなんて2度と来ねえ。ここでお前は負けて帰る」と呂布カルマ。この辺のやり取りは見ていて面白かったです。

全体通して呂布カルマのディスが相変わらずエグすぎです。呂布カルマは先のタイトル間違えだったり、このラウンドでも龍道のインタビュー聞いてなかったせいで指摘が結構間違ってたりしたんですよ。

そういうのってバトルだとソッコーで揚げ足取られて墓穴掘る事が多いです。このバトルでも龍道が「修正しといてやる。話聞いてねえお前のミス」みたいな感じで逃がさないんですがそれでも呂布カルマは負けの印象を一切与えないのでマジ強いです。

勝敗は2-0で呂布カルマのストレート勝ちです。龍道も良かったんですが呂布カルマが強すぎました。ラップ自体ももちろんカッコいいのですが、なんつーか普通に口喧嘩が強いです笑。

ワードセンスと言葉のインパクトがハンパないので議論とかで論争になっても相手フルボッコにしそうですねww。

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