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嫌われ役DOTAMA先生が2代目陣のボルテージに火を付けた!フリースタイルダンジョン解説(放送日2018年7月10日)

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2018年7月10日放送(放送日は7月11日早朝)のフリースタイルダンジョンの感想・考察です。サッカーW杯放送の関係で3週間ぶりのフリースタイルダンジョンですね。初代モンスターvs2代目モンスター対決の途中だったのでかなりの焦らしプレイでした。

本日は前回予告通りChico Carlitoが登場、久々にチコカリートのバトルを見る事ができました。そして初代モンスター3人目の刺客として現れたDOTAMAの相変わらずの悪口のキレw今回もなかなか面白い展開でしたね。

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Chico Carlito vs 裂固

という事で本日最初のバトルはチコカリート戦です。勝ち抜き戦みたいな感じで前回T-PABLOWを破った輪入道がそのままステージに残るのかと思ったんですが2代目からは裂固が再び登場しました。

久々にチコカリのハイトーンボイスをバトルで見れて嬉しかったですね。見て思ったのはバトル中にも「肩の力抜け」とチコカリは言っていた様に、モンスター時代よりも気負いの様なものが抜け楽にラップしていました。

モンスターである事のプレッシャーから解放されて、沖縄独特の脱力バイブス全開でまったりしたフリースタイルでした。初代モンスター陣が言う「説教が必要だ」って気持ちは彼の中ではそこまで強くないんじゃないかという印象を受けました。

勝ちにいってないというかそこまで勝ちにこだわってない感じですかね。終わった後も「これで最後です俺のバトルは。最後が裂固で良かったです。」と言って笑顔で帰っていったのを見てもバトル自体にもうあまり興味ないのかもしれませんね。

逆に裂固は負けられない立場にありますので必死に勝ちに行く姿勢が見られたわけですが、その熱量の差でバトルとしては裂固の方が上回っていたかと思います。結果は2ラウンド目で裂固のクリティカル勝ちです。

チコカリの音源はとてもカッコいいものばかりですので、今後の彼のリリース作品も欠かさずチェックしたいですね。

 

DOTAMA vs 崇勲

さて、次に初代チームから現れたのは『ディスの極みメガネ』ことDOTAMAです。遂に念願のUMB王座を2017年度のチャンピオンシップで手に入れている事からもMCバトルのクオリティは今もピークを維持していると言えるでしょう。

さっきのチコカリとは逆に彼は「説教してやる」って気持ちがかなり強そうですね。煽りVでも2代目モンスターに溜まっているものがあるのか喋りがカットされていましたし笑。言いたい事がたくさんあるぜって感じです。

その態度に温厚な崇勲も珍しく怒っていましたね。「アイツに喝入れられるほど言われる筋合いない。モンスター始まって以来1番ってくらいイライラします」とコメント。なんかリアルにバチバチな雰囲気出てますね。

崇勲は『ディスが効かない』ってキャッチコピーが付くくらいであまり感情を思っきし出すタイプじゃないんですが、そういった背景からラップの方も今回は珍しく怒りモードでした。

そしてDOTAMA、相変わらずディスのキレと言うか口の悪さがハンパなかったですね!さらにイヤ~な感じで淡々と上から目線説教モードをカマしていたのでより彼の持ち味が際立ったと言えるかもしれません。

アツくなりすぎてる崇勲に対し「ああ、そう(-_-)」って感じでポッケに手を突っ込み余裕の振る舞いでディスリまくるあの絵、ディスの極みメガネの異名は伊達ではありません。「分かってねえな」っという崇勲の代表的なラインを入れてくるところもニクいですね。

結果はDOTAMAの1発クリティカル勝利です。DOTAMAはT-PABLOW「バトルが強いだけでなくカッコいいラップをする事が大事」という主張とは違い完全に『口喧嘩に勝つラップ』というものに特化してるスタイルですね。

 

DOTAMA vs ACE

やっぱりDOTAMAまじで強いのでこれはちょっと彼をノらせると厄介な事になりそうです。という事で出てきたのはACE。2代目としてもこのままドタマにボロカス言われ続ける訳にはいかないでしょう。

やっぱりこのバトルもDOTAMAの態度がACEに火を付けているみたいでバチバチのバトルになりました。ACEの出だしSHINGO★西成の『大阪UP』のビートに合わせ「ドータマf@ck!ドータマf@ck!誰が何と言おうとドータマF@ck」は上手く会場を掴みました。

DOTAMAはこのバトルでも、もうこれ以上悪口を詰め込めないってレベルでボロクソのディスを展開。特に2ラウンド目の「コイツどうせ今からこういうフロウやるから~」って言ってACEのフロウ物真似して先手を打つところとかね・・・ホントに嫌なとこついてきますね~。

正直これでACE打つ手なしで負けかな~と思ったんですが、最後のバースの「チ〇コが長いだけじゃねえ。韻もフロウも長いし固い」ってパンチライン1発で巻き返したのはさすがです!これは大きい。

この最後のバースで返せなかったらその後のラウンドであのままジリジリDOTAMAのペースになっていてもおかしくなかったと思います。

結果は2-0でACEのストレート勝ちです。ACEはダンジョンで勝率悪いですが大物が出てきた時やここぞって時にいい仕事しますよね。ここでDOTAMAを退けたのは2代目側から見たらとても大きな1勝だと思います。

DOTAMAは最後「普段からこれくらいやってくれたらいいのに」みたいな事言ってましたが、部活とか会社でもこういう先輩いますよね。嫌われ役を買って出て後輩の士気ややる気を引き出すってポジションの人。

通称『先生』と呼ばれるだけあってDOTAMAは2代目の教育係を買って出たって感じなんでしょうか。ただ、こういうの言われる側はマジムカつくんスよね笑、FORKもなんか機嫌悪そうだったし笑。

しかし彼の影響で2代目の「なにくそ~精神」が完全着火した事は確かです。次回は漢 a.k.a. GAMIが登場する様ですね。何言ってくれるのか楽しみです!来週も一緒に楽しんで見ましょう♪

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