レペゼン社会不適合者

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ゆるふわギャング【ラッパー解説】タトゥーだらけのカップルが奏でるゆるふわヒップホップ

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※ブログ書き始めで文が下手なのと情報が古くなってきたので記事更新予定です。

今回は2017年から活動を開始した個性的なヒップホップユニットゆるふわギャングを紹介させていただきます。

Ryugo IshidaさんとSophiee(ソフィー)さん(以下敬称略)の2人組で恋人同士のカップルでもあるゆるふわギャング

非常に個性的なルックスと音源で今年確実にブレイクするのではないか、というかもう早くも注目度が高まってきているこの2人の魅力を語らせていただきます。

 

ルックスのインパクト

まず2人を見て思うのはその見た目ですね。腕から首、顔にまで入っているタトゥーに個性的なファッション、あと「な!!」と思ったのは鼻ピアスですね。

一般的なワンポイントの鼻ピアスではなく輪っかを牛みたいにして鼻の中心に入れています。ラッパーは結構タトゥーだらけの人も多いのでそれは珍しいことではないんですが、何というかこの二人はとにかく個性的です。

2人とめちゃくちゃ美男美女なんですがそれが隠れてしまうぐらい見た目のインパクトがハンパないです。

 

意外と希少な男女ペア

考えてみるとHIPHOPで男女のペアってほとんどいないんですよね。というかペアに限らず男女混合グループみたいなのもあんまりなくて男だけのグループか、フィメールは大体ソロでやってますよね。

SIMI LABみたいに男グループの中に女ラッパーが1人2人いるの結構カッコイイと思うんですけどね。いずれにせよ男女ペアのHIPHOPユニットってのは面白いです。

 

まさに『ゆるふわ』

このゆるふわギャング、まさにこのグループ名がそのまま音源になっているって感じです。「ゆるふわギャングってどんなアーティスト?」「ん~ゆるふわギャングって感じ(笑)」みたいな。

入れ墨だらけのアウトローなラッパーというとバイオレンス(暴力)でイリーガル(非合法)な生き様を歌うスタイルが多く、例えるならバイオレンス映画を見ている時のような「うわ~」を音楽で表すイメージで重たい感じです。

ですがこの2人は『ギャング』と名乗っているのもあり歌詞にイリーガルを匂わす部分はあるのですが、聞き手をシリアスな気分にさせないというか、なんか軽い感じというか、なんとなーく休日とかのんびりしたい時などにリラックスしながら聞くような曲が多いです。

 

RyugoとSophieeの過去

2人を見ているとどういう生き方をしていたらこういう思想になるのだろうと人としても興味が沸きます。

Ryugoは茨城県土浦市の出身で小学校5年生の時にはもう学校へ行かなくなっていて、中学校1年生でサッカーをやめてからは本格的にグレ始め、中学2年生の時には親が首を吊ろうとしているのを目の前で見た事もあるという。

「当時は大人なんてみんなクソじゃねえか、と思っていた。やることなんて街でたむろするくらい。でも音楽に出会ってこの生活を抜け出す方法はこれしかないと思った」と語っています。

Sophieeは東京の品川で育ち「兄は地元でも名の通ったギャングスタ、逆に妹は真面目で勉強ができる優等生だった、私は何もできなかった」と語っています。

兄の方が気が合ったという彼女はその影響で中学校の時から色々悪い事も覚え、15才ではもう六本木で遊んでいたそう。中学2年生からバイトをしていてそのお金で高校1年の時に単身でスペイン、高校2年で学校をやめニューヨークに行くという、普通の15,6歳の女の子とは思えない行動力です。

アメリカのカルチャーにどっぷりハマった彼女は日本の音楽はほとんど分からず、アメリカの音楽しか知らないとも話しています。

 

似ている2人

生まれた場所も育った場所も違う2人ですがお互いの初対面の印象は「似てる」という事をインタビューで話しています。話している所を見ると完全に自分達の世界で生きている感じが凄く伝わります。

映画にもかなり詳しい様で楽曲内にも映画ネタが結構入っており将来は映像にも関わっていきたいと話しています。興味がありましたら是非チェックしてみて下さい♪

他にもたくさんのラッパーを語らせてもらってます。良かったらこちらから覗いてやって下さい。ラッパー解説 カテゴリーの記事一覧