輪入道ブチギレモード久々に発動!炎上しやすいハハノシキュウのバトル。フリースタイルダンジョン解説(放送日2017年11月28日)
2017年11月28日放送(放送日は11月29日早朝)のフリースタイルダンジョンの感想・考察です。かなりの神回となった今週の放送ですが、前回のじょうvs呂布カルマ戦に引き続き次のチャレンジャーとして登場したハハノシキュウ戦の考察です。
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炎上型サイコライマー ハハノシキュウ
次のチャレンジャーとして登場したのは理解難解な世界感とサイコパスっぽい(?)強烈なキャラクターで2000年代後半あたりからMCバトル界で名を馳せた男ハハノシキュウです。
彼はラッパーの中でもかなり異色のキャラクターの持ち主で、まず、顔が分からない・・・。ステージの上では長髪を前に下ろして顔を隠していますし、そうでない時も『8×8=49』と書いた帽子を超深く被りマスクをしています。
音源での彼の持つ世界感も常人にはよく分からない領域で非常にクセのあるスタイルです。百聞は一見にしかずという事で、たまにはダンジョン記事でも曲紹介してみます。それではどうぞ『自殺幇助ソングと自殺撲滅ソングを同時に』
どうです?ぶっ飛んでるでしょ?ラッパーという人種はかなり個性的な人の集まりですが、その中でも彼は色んな意味で「やべー」ですね。ワル的な怖さではなくサイコ的な怖さを表現できる超特異なタイプです。
で、バトルではどうかと言いますと、彼はけっこう相手を逆なでる事を言うタイプで、この行き過ぎたダミ声との相乗効果で相手が怒りモード(# ゚Д゚)になる事も多いなかなかスキャンダラスなラッパーです。
相手が「怒らせたら怖いぞ~」みたいなアウトロー系でも結構ガツガツ行くので、見ててちょっとヒヤヒヤしたりするところもあります笑
代表的なエピソードだとバトルイベント『罵倒』でZORN(旧Zorn the DARKNESS)を煽りまくった結果ZORNの取り巻きまでもが怒りだし、バトル中に下から足引っ張られて「テメエ降りて来いよ」みたいになったりとか・・・
ハハノシキュウの解説はリクエストもいただいてるのでラッパー解説コーナーにて近日解説いたします。
ハハノシキュウ vs 輪入道 第1ラウンド
そんなハハノシキュウの最初の相手は輪入道です。これはちょっと危険な匂いがしてきました((((;゚Д゚))))まあ、でも最近輪入道丸くなった感じするから怒ったりしないだろう。きっと大丈夫だ、うん!
案の定、第一ラウンドからハハノシキュウが輪入道を逆撫でます。輪入道ってキャラクターイメージとして『昔ワルやってたけど人情味があって筋を重んじる硬派な男』って印象あるじゃないですか?そこをガンガンディスるハハノシキュウ!
「オメエのその感動ポルノみてえな感情の持って生き方マジでムカつくんだわ。オメエが子猫拾ったら『優しそう』って思われる。そういう感覚にマジ虫唾が走るわ!」
うわ~、、このタブーに触れる感じ、ハハノシキュウですね。ヒヤヒヤするぜ。まあ俗に言う『不良が良い事するとメチャクチャ印象いい』ってやつですね。
これに輪入道は「お前だって猫拾ったらいい奴って思われるのは同じだろうが。あれはあれで戦略通り、要するに計算通りなんだよ」とアンサー。
この後のハハノシキュウの返しも良かった!
「ちょっと待てよ、僕が猫拾ってたら『解剖とかするんじゃねえか』って疑われて警察来るに決まってんだろうが。お前は俺の事買い被りすぎなんだよ」
このラウンドはハハノシキュウが取ったかなと思ったんですが、判定は3-2で輪入道に軍配。DJ IZOHは「初めてハハノシキュウ見たけど印象より普通だった」という点で輪入道にポイント上げてたんですが、個人的にはもうちょいバトル自体の優劣の話を聞きたかったですね。
ハハノシキュウ vs 輪入道 第2ラウンド
『UMB 2008』でハハノシキュウが使った『コンクリートミキサー』というラインを第一ラウンドで輪入道がサンプリングしたところから話が始まります。輪入道の先行で
「お前の吐いたライン引用してやったぜ。だけどお前コンクリートミキサーにぶち込まれて死んだ奴の顔見た事ねえだろ?オメエの事ゴミ処理場まで連れてってやるよ」
やっぱ怒らせちゃったか((((;゚Д゚))))
しかも輪入道はこういう現場に実際に立ち会ってそうな感じを匂わすところがまた恐い。輪入道のオラオラモードは最近見る事がめっきり減ったので、発動したのは久しぶりです。
これで思い出したのは昔のUMBでのMOL53戦「この後行こうか2人でドライブ?どこで沈めればいい?教えてもらっていい?」ってラインです。輪入道はフィジカル的圧力のかけ方に893感を漂わせますよね。
一方ハハノシキュウは1ラウンド目とうって変わりこのラウンドではディスは控えめになり、自身のアーティスト論を語る展開になります。ちなみにこの間、輪入道はずっとメンチをきってます(# ゚Д゚)
恐え・・・((((;゚Д゚))))
ハハノシキュウが急に戦い方を変えた事で、輪入道にハハノシキュウが押されてるような印象を与えており、自分の予想通りこのラウンドは輪入道に軍配。ハハノシキュウを一回戦で敗退させました。
これまでのジャッジを見る限り、いとうせいこうはこういったバイオレンス的な圧力を嫌う傾向が強いのでハハノシキュウに挙げると思いましたが(バトル中にいとうせいこう褒めてたしw)Lilyもハハノシキュウに挙げていたのでジャッジ自体は3-2の僅差となりました。
今回はスキャンダラスな2人が番組を盛り上げた
今週はじょうとハハノシキュウというけっこう炎上型というか、アクの強い2人がチャレンジャーだったのでヒヤヒヤ感のあるスリリングな『口喧嘩型バトル』が見れたかなと思います。
最近の番組側の人選もかなり匠みですね。句潤やSAMのような『カッコいいラップ』が武器のチャレンジャーが来たかと思えば、今回のような『言い負かすラップ』が武器のチャレンジャーが来るなど、ファンを飽きさせない様なキャストになってますね。
何よりも凄いのはこの様々なタイプの強敵チャレンジャーの波状攻撃をことごとく序盤で仕留める2代目モンスターの強さです!マジ強いです。シーズン終わるまでにラスボス般若までたどり着くラッパーはいるのか、今後も楽しみです。
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