ヒップホップ用語集!日常会話でカマせるスラング辞典【その10】
ヒップホップスラング辞典第10弾です。
久々のスラング紹介記事ですが、もうだいたい日本でよく出てくるやつは出尽くした感があったのであとはコアなスラングしか残ってないかな~なんて思ったんですが、紹介し忘れてるのいくつかあったみたいなんでドロップします。過去のスラング辞典で復習するのも忘れないでくれよッ。
って事でいつもの様に日常会話で使えるよう笑、今日もサムいギャグの例文を交えながら楽しくスラングを学んでいきましょう、それではチェケラッ!!
247
247(トゥウェンティフォーセブン)は海外などで使われる年中無休の表記『24/7』(24時間、週七日間開いてます)の表記を数字だけにしたものです。
ここから派生してスラングの意味としては『いつでも』『四六時中』といった意味でラップの歌詞などでよく使われます。日本語の曲でも出てきますしバトルなどでもたま~に「俺はいつでも〇〇だぜ!」みたいなニュアンスで言う人もいます。
例文:「僕は君の事が247頭から離れないよ」
セルフボースト
selfboast(セルフボースト)とはHIPHOPの特徴の一つでもある自己賛美・自己自慢を現した言葉です。Boastという言葉自体は『自慢する・誇る』という意味ですが『鼻にかける』といったニュアンスを含むのでどちらかと言うとネガティブなイメージです。
ですがHIPHOPだと「俺がナンバー1だ」だったり「俺はこういう人間だ!どうだ!」といった表現は当たり前にするのでボースティング的精神は全然普通の事で悪い意味で使われているわけではありません。
ヒップホップ好きにセルフボースト論を語らせると長くなる可能性がありますので、めんどくさい場合はこの話は振らない事をおススメします笑
例文:「あなたのセルフボーストにはウンザリだわ。別れましょう」
メリージェーン
Mary Jane(メリージェーン)は大麻の隠語でヒップホップの楽曲ではかなりよく聞く言葉です。マリファナの隠語はめっちゃめちゃ多くてラップの歌詞ではこれ以外にも『ウィード』『クロニック』『420』『ガンジャ』などなど相当数の言葉が頻繁に出てきます。
HIPHOPの世界で「SMOKE」という言葉が出てきたら基本的にタバコの事ではなく十中八九こっちの意味で使われます。日本ではこれで捕まる人の事を『ウェイヨーされる』という新たなスラングが生まれたとか生まれていないとか。
例文:「スミマセン。昨日遅くまでメリージェーンと遊んでたら寝坊しました」
デフ
Def(デフ)は『カッコイイ』『イカしてる』といった誉め言葉で使われるスラングです。Jam(ジャム)という『音楽』を表すスラングがありますが、有名なDef Jamというレーベルはそう言った意味でつけられたものと思われます。
ちなみにこの『カッコイイ』というスラングの種類もめっちゃくちゃ多いです。スラングも流行り廃りがあって、このDefはちょっと死語になってきてる感があり最近は聞く事があんまりなくなってきた気がします。
例文:「課長の今日のネクタイまじデフっすね!」
フェイク
読者さんから「フェイクって言葉よく出てきますけど嘘つきって意味ですか?」という質問を頂いたので記載します。意味としては『嘘つき』でもぜんぜん間違ってはいないと思います。
対義語として『リアル』という言葉がありますが、これはラッパーが曲中で言っている事と生き様に差がなく等身大の自分自身をそのまま表現できている時などに誉め言葉として使われ、このリアルこそHIPHOP暗黙のルールでもあります。
フェイクはこの逆、そのラッパーがする表現と実際の思想・生き様に矛盾があったりした時などにその人の事をフェイクと言ったりします。『~ぶる』という表現はHIPHOPではタブーという事ですね。
例文:「俺、性欲とか全くないからさ~(ドヤッ)」