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呂布カルマ遂にリベンジ、R-指定の進撃を阻止!2代目チームの防衛成功。フリースタイルダンジョン解説(放送日2018年8月14日)

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2018年8月14日放送(放送日は8月15日早朝)のフリースタイルダンジョンの感想・考察です。ここ数カ月に渡って放送されてきた初代モンスターvs2代目モンスターの戦いも本日で最終回となりました。

今週の放送は初代モンスター最後の刺客、MCバトル界最強の男R-指定が4人抜きできるのかどうかが注目ポイントでしたが、2代目の門番・呂布カルマ先生が現役モンスターの意地を見せ進撃を阻止しました。

バトルの方も非常にカッコよく、両者ともこのビッグマッチの最後に相応しい素晴らしいパフォーマンスを見せてくれましたねッ。

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呂布カルマvsR-指定

R-指定3人目の相手は呂布カルマです。先日の記事で「R-指定は6人抜きもありえる」みたいな話をしたんですが、どうやらこれは通常のダンジョンルールに乗っ取り4人抜きでモンスター制覇となり初代勝利という事になってたみたいです。

なのでここで呂布カルマが負けると初代勝利にリーチがかかります。前前回の漢a.k.a.GAMI戦は4人目まで行ってたんでけっこう危なかったんですね。

呂布カルマにとってR-指定は目の上のタンコブ的な存在でもあります。UMBでも未勝利ですし、何より前回のダンジョンで呂布カルマが途中降参するという衝撃的結末から数カ月経っての再戦ですのでこのバトルもまた非常にドラマがあります。

 

バトルの方ですが、まず呂布カルマの「前に来た時、落としてったもの拾うチャンスがまたやってきた」って入りがイイですね~、ストーリーを感じさせます。呂布カルマはバトルでも本当にリリカルです。

ワタライビートの決戦感も手伝ってファーストラウンドからいきなりアガりました。あのラウンド自分的にはややRに分があるかな?と思いましたが判定は3-2で呂布に挙がりましたね。

ラウンドの最後Rが噛んでなかったら逆だったかもしれません。両者トップレベルなので審査員側も優劣を付けるのがとても難しいでしょうから、ああいった繊細なミスだけで印象が傾く面もあるのでしょう。

いつもと違うのはUMBでもダンジョンでも呂布カルマはRに対しディス一辺倒だったのがいつものやり方では勝てないという事からか今回は「このポジションになってお前の気持ちが分かった」といった感じのリスペクトニュアンスを少し入れていました。

一方R-指定もコレ言われたくね~って感じのキツいディスに芸術的な押韻をドッキングさせた穴のないスタイルはさすがの攻撃力です。

2ラウンド目のウータンネタもオシャレでしたし、かと思えばタンポン・エール・エリエール・サイドギャザーみたいな単語置きまくって押韻とインパクト重視のラインも入れてくるなどラップのメリハリが素晴らしかったです。

 

とりあえず2人ともラップ抜きにして単純に口喧嘩がめちゃくちゃ強いタイプだと思うので「嫌なところ突いてくるなぁ」って事連発で言いまくるし、普通の人なら「コレ言われたら言い返せないす泣」ってところから両者普通に言い返すのマジ凄いと思います。

例えば呂布カルマがCreepy NutsのFUJIROCK出演に関してディスった後R-指定が「あれ?お前『本物のラッパーは場所を選ばねえ』みたいな事言ってなかったけ?」ってところこか完全論破されてるハズなんですが平然と「違うね」ってアンサーする呂布カルマ恐ろしいです。

そんな2人の戦いなので、『ああ言えばこう言う』といった(悪い意味ではなく)口喧嘩的な言葉の戦い面でも見ていて面白かったです。

多分この2人と本気で口喧嘩したら言われたくない事全部言われた上、こっちが言った事も全部論破されて最後には「う、うるせー」「はぁ?」「だ、黙れ(涙目)」しか言えなくなりそう笑

 

勝敗考察

勝敗は2-1で呂布カルマの勝利となりました。判定は全ラウンド3-2でしたし、いとうせいこうも言っていった通りもう一回改めて見たら意見が変わるくらいの僅差の勝負だったと思います。

結果論から考察するとすればR-指定は今回徹底してブーメラン攻撃をしていた点です。今週の呂布カルマ戦、前回のACE戦、最初のFORK戦全てで「言った事全部自分に返ってきてますよ、墓穴掘ってますよ」って主張を軸にバトルをしていました。

Rからすればここが2代目のウィークポイントであると判断していた事からその部分を徹底して突いていった部分もあると思いますし、アドバイス的な側面もあったのではないかと思いますが最後には逆にコレでカウンターを喰らってしまいました。

番組最後に出演者陣も言及していた呂布カルマのパンチライン「ブーメランは確実にお前の首元を切り裂いて俺の手元に戻って来る」これ一発で今までのRのブーメランの振りを全て回収しました。

これに対しRが全くアンサーできなかったですし最後のバースの最後の小節をこれで絞めたのも審査にかなり好印象だったかと思います。

試合巧者の呂布カルマなのでもしかしたらFORK戦ACE戦を見て狙っていたのかもしれません。呂布カルマらしい本当に見事な切り返しでした。

 

初代vs2代目抗争決着

という訳でこれにて初代モンスターvs2代目モンスターの戦いは2代目陣の防衛という形で終了しました。ビックイベントが終わってしまった感がややあるので少し寂しい気もしますが、今後も視聴者を飽きさせない工夫をスタッフも色々試行錯誤されていると思うので来週以降もダンジョンには期待しています。

次回は2代目モンスターのバーベキュー大会といったバラエティ番組ノリの放送なのでバトルはお休みっぽいですね。次回以降のバトルも一緒に楽しんで見ましょう♪

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